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物流業界におけるコンテナとは?コンテナ輸送のAI活用例

業界別ソリューション

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こんにちは!ネットワークカメラとIP監視カメラシステムのシステム・ケイです。

物流業界で重要な役割を果たしているコンテナですが、現在の運用方法では手作業の部分が多いため時間がかかったり、ヒューマンエラーの問題もあります。

今回は、物流業界におけるコンテナの解説や、コンテナ輸送の流れをAIや監視カメラを用いて効率的に管理・時間削減する例を紹介します。

物流業界×AI コンテナとは?コンテナ輸送の流れをスマート化、管理・荷待ちの時間を削減

コンテナとは?コンテナのメリット

コンテナを用いることのメリットは、貨物を安全で安定的に、そして高効率に輸送できるようになることです。
コンテナはサイズが世界共通で規格化されているため、貨物ごとにバラバラになることがありません。船に無駄なスペースが生まれることもなく、積み下ろし作業もスムーズに行えます。
これにより、船による海上輸送と鉄道やトラックによる陸上輸送との連携がスムーズになり、一貫輸送を可能にしているのです。

コンテナの歴史

コンテナの歴史は、1956年まで遡ります。
最初にコンテナ輸送を実現したのが、トラック会社を経営していたマルコム・マクリーンです。
1950年当時、コストや渋滞などの陸上輸送の問題を解消すべく悩んだ末、トラックを船に乗せるという発想に行きつきました。
そこからコンテナのみを積み込むようになり、1956年4月に「Ideal X」というコンテナ船を製造したのが始まりです。
この発明によりコンテナを使用した物流という新たな仕組みづくりをもたらし、荷役作業の簡素化や、輸送中の貨物の保護、納期の安定化、荷役や運送の効率化といった海上輸送の課題を解決しました。

コンテナの種類

コンテナの種類は一般的な「ドライコンテナ」と機能がそれぞれの「特殊コンテナ」の2つに分かれます。
海上コンテナ輸送に使われるコンテナは、円滑な輸送のため「国際標準機構(ISO)」によりサイズなどが規格化されています。
主なコンテナの種類は以下のようになっています。

コンテナの種類 特徴
ドライコンテナ 陸上では倉庫として利用可能。
リーファーコンテナ 冷凍、冷蔵貨物が対象。コンテナ内の温度の保持が可能。
オープン・トップ・コンテナ 天井部分が取り外しでき、高さのある貨物に対応可能。
フラット・ラック・コンテナ 屋根、両側面、扉面を持たないため、主に大型貨物が対象。
フラット・ベッド・コンテナ 床面だけの構造。主に機械類、鋼材等重量物が対象。
タンク・コンテナ タンク本体を枠で支えるコンテナ。液体のバルク輸送に利用。

また、コンテナのサイズは幅 8’ft × 高さ 8.6’’ft × 長さ 20ft’ の「20フィートコンテナ」と、長さだけが異なる「40フィートコンテナ」、さらに国内では流通していませんがアメリカでは一般的に使用されている「45フィートコンテナ」があります。

輸出方法

海上コンテナの輸出方法には「FCL」と「LCL」があります。

FCL(Full Container Load Cargo)は、荷主が一つのコンテナを借りる輸出方法です。

  • 1コンテナにつき1荷主の貨物のみ
  • 荷主が自分で詰め込み
  • コンテナを途中で開けないため紛失、破損の心配が少ない

といった特徴があります。

LCL(Less Than Container Load)は、複数の荷主の貨物を一つのコンテナに積み込む輸出方法です。

  • 荷主はコンテナフレートステーションに貨物を持ち込むだけ
  • 荷下ろし後、仕分けし配送されるため紛失、破損のリスクあり
  • FCLよりも安く済む

といった特徴があります。

※コンテナフレートステーション…コンテナ専用の荷捌き場のこと

コンテナを載せた船

コンテナ管理とAI活用例

コンテナの管理番号の入力や確認を自動化

コンテナの管理番号の入力や確認に手間がかかる、現地に行かないと数値を確認できないケースで、登録・チェック作業の自動化による省力化や、遠隔からのステータス把握・統計作成を可能とします。
これにより作業の人件費、時間短縮のコスト削減につながります。

例えば、トラックがヤードに荷物を受け取りに来た際、コンテナの管理番号をAIカメラが読み取ることで、再度コンテナを確認する必要がなくなります。

AIによるチェック作業について、詳しくはこちらをご覧ください。
文字認識AI活用による目検チェックや入力作業の自動化

ナンバープレートを認識し、指定場所まで誘導

AI が車両ナンバープレートを認識し、管理システムに自動入力すると、従業員はトラックの位置情報を知ることができます。これにより、従業員はトラックを探し回る必要がなくなり、荷待ち時間が短縮されます。

2024年問題で、ドライバーの稼働時間が制約されているため、車両検出との併用によって、効率的なヤード管理を実現することができます。

また、事前に登録されたコンテナがある場合、AIはトラックを電光掲示板、車両誘導ライト、車両誘導表示板、車両誘導付きライト、スマホ・タブレットなどを使用しながら目的地まで誘導できます。従業員へのスマホ・タブレット連携も可能なので、通知機能でより効率化を進められます。
これにより誘導員の人件費のコスト削減や、混雑緩和、人手不足の解消へとつながるのです。

他にも、管理システムと連携し、効率化を進めることもできます。

  • 液晶パネルに表示された文字を認識し、アラートを通知する
  • 危険物などのコンテナ標識を認識し、データ化、アラート通知をする
  • 車両の特徴量を用いたユニークな検出・追跡技術

このようにさまざまなAI技術を統合することで、物流の自動化と効率化が進み、人間の作業負担が軽減されます。

まとめ

  • コンテナは物流業界に革命を起こした発明
  • 用途に応じた様々な構造、機能のコンテナがある
  • AIを用いることでコンテナの管理の効率化が可能

AIとITの融合により、物流業界のアナログな運用がデジタル化され、大幅な効率化が実現されています。
特に、2024年問題によるドライバーの労働時間制限を考えると、ドライバーの貴重な時間を効率的に利用し、全体の物流効率を向上させることが可能なこのような技術の導入はさらに重要性を増しています。

今後もAIの進化とともに、物流業界における革新はさらに加速するでしょう。
導入をお考えの方は、システム・ケイまでお気軽にご相談ください!

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