ブログ

飲食店向けのAIカメラ!不衛生行為の対策を可能に

AIカメラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは!ネットワーク監視カメラとAI画像認識システムのシステム・ケイです。
今回は、最近話題となっている飲食店での問題と、その対策としての防犯カメラやAIの利用についてご紹介していきます。

飲食店におけるAIカメラの活用

昨今急増する不衛生行為 SNSでの拡散が話題に

2023年の1月ごろに話題となった、某回転ずしチェーン店での迷惑行為をご存じでしょうか?
これは高校生の少年が回転寿司店内に設置してある醤油ボトルの口を舐めている様子を動画に撮影し、SNSで拡散していたというものです。
この一件以降、他の飲食店でも同じような事例が相次いでいます。
具体的には

  • 他人の注文を横取りして食べる(回転寿司チェーン店)
  • ドリンクバーの注ぎ口から直接飲む(カラオケチェーン店)
  • 天かすを共用のスプーンで食べる(うどんチェーン店)
  • 共用の紅生姜をかきこんで食べる(牛丼チェーン店)
  •  

この他にもまだまだ似たような事例がいくつもあります。
このような迷惑行為が多発していることで、飲食店の衛生管理への不信感などにも繋がっているため、各飲食店には早急な衛生管理への対応が求められています。

では具体的にどのように対策していけばいいのかを紹介していきます。

防犯カメラで録画!

犯罪の抑止になるものの代表として、防犯カメラがあげられます。
店舗では既に設置されているであろう防犯カメラですが、防犯の意識を強める場合、ただ設置して撮影できていればいいというものでもありません。

そもそも防犯カメラにはいくつかの種類があり、用途に応じて使い分けていく必要があります。
例えばコンビニなどでは、あえて目立ちやすく撮影範囲もわかりやすい、ボックスカメラと呼ばれる防犯カメラを利用していることがあります。
今問題となっている飲食店などでは、食事中にカメラを意識させないために、ドームカメラと呼ばれる、ボックスカメラと比べると小さく目立ちにくい防犯カメラを利用していることが多いです。

飲食店での迷惑行為を対策するためには、カメラで撮影していることを強く主張するというのが一番手っ取り早く簡単な方法です。
ただし、カメラで撮影する以上、プライバシーへの配慮をしなければならない点には注意が必要です。

 

強い抑止力に!目立つカメラ3選

AXIS P1467-LE :フル装備で万能の5メガピクセル監視カメラ

AXIS P1467-LE

このカメラは、ディープラーニング処理ユニットを搭載している多機能なバレットカメラです。
人間や車両の検知も可能で、DC電源とPoE(※1)にも対応しており、冗長DC電源(※2)の搭載により停電時も安心です。

製品詳細ページはこちら

関連知識について、詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
(※1)PoEについて「PoEとはなにか?PoEの簡単な仕組みとメリット」
(※2)冗長DC電源について「フェイルオーバーとは?より確実なシステム運用の為に必要な知識。」

AXIS M1137-E Mk II :手頃な価格の5メガピクセル監視カメラ

AXIS M1137-E Mk II

手ごろな価格のこのカメラは、音声入力に対応しており、音声付きのビデオを録画できるため、迷惑行為などの証拠も音声も含めてしっかりと記録することができます。
さらにこちらもAXIS Object Analyticsにより、人間や車両の検知も可能となっています。

製品詳細ページはこちら

AXIS M2035-LE :ディープラーニングを備えた手頃な価格のカメラ

AXIS M2035-LE

このカメラは、小型で軽量かつ、ピント調整済みのレンズが搭載されているため、直接操作して微調整する必要がなく簡単に設置することができます。
厳しい環境下でも高いパフォーマンスを発揮できるため、設置に関する問題が少ないといった強みがあります。

製品詳細ページはこちら

AIカメラで不衛生行為を検知

ここまでは防犯カメラの選び方や設置に関してお話ししましたが、AIカメラを用いて迷惑行為を察知することも可能です!
AIカメラとは、カメラで撮影した映像からAIで対象物を認識し、データを抽出することができるカメラです。
従来の防犯カメラの役割に加えて、画像認識技術が搭載されているので、未然防止や業務の効率化にも利用することができます。

そんなAIカメラですが、システム・ケイでは自社のものだけでなく、各社に対応した専用のAIを構築することができます!

例としては、カメラに映っている人が特定の動作を行ったら警告音が鳴るAIの作成です。
共用のものを舐める動作をAIが検知してアラートが鳴るようにすることで、店員が気づいて注意しに行くことができるようになります。
さらにアラートと同時に自動的に録画データにブックマークを付ける事で、振り返りの事実確認をし易くするなど、アクションとの連動が可能です。

これらは、弊社システム・ケイが管理しているシステムの、「SK VMS」を用いることで簡単に導入できます。

AIカメラが設置されている画像

費用を抑えて衛生管理!

 
このように、防犯の面や利便性などに優れたAIカメラですが、やはり従来の防犯カメラと比べるとどうしても導入のコストが高くなってしまいます。
そこでコストを抑えるために、オーダーメイドのAIを導入するのではなく既存のAIを応用することで衛生管理などを行う方法をご紹介します!

回転ずしを例に挙げると、
レーンから自由に寿司をとる方式の場合、物体検出機能により、一度レーンから取った皿をレーンに戻せないようにすることができます。

物体検出について、詳しくはこちらをご覧ください。
「AIの物体検出はどう使える?利用シーン別活用例」

また、個別注文でレーンを流れて届ける場合、動体検知(モーション検知)を応用により、既存の注文システムと連携し、注文時以外はレーン内に手が入るとアラートが鳴らすことも可能です。

動体検知(モーション検知)について、詳しくはこちらをご覧ください。
「モーション検知機能」

 

既存のカメラをそのまま使うことも可能!

さらにシステム・ケイのAIなら、既に設置してある防犯カメラにAI機能を追加することも可能です。
回転寿司店では最近の迷惑行為が話題となり、実際に既存の設備にAIの導入が検討されていますが、不衛生行為の再発防止だけでなく、レーン上に流れる寿司の売れ行きを把握するといった狙いもあるようです。
既存のカメラを利用すれば、新たにカメラを用意するよりもコストは抑えられるので、導入しやすくなります。

さらにシステム・ケイにご相談いただければ不衛生対策のみならず、他にも併せて人数カウント・導線分析による店舗改善、マーケティングデータの生成なども検討することができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

 

まとめ

  • 迷惑行為対策には防犯カメラ選びから!
  • AIを導入することでより確実な再発防止に!
  • 既存の機能を利用することでコストを抑えることも!

飲食店の衛生管理が求められる昨今。飲食店業界の皆様からのお問い合わせもお待ちしておりますので、システム・ケイまでご気軽にご相談ください!

お問い合わせ

お知らせ登録

AIサービスに関する知識やお得な情報をお知らせします。(過去のメルマガを見る)

お気軽にお問い合わせください

映像を活用したITシステム実現、AI画像認識の実証実験、カメラ選定や活用のご相談など、幅広く対応いたします。
お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

ブログ

AI活用事例