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観光業界でAIを活用!観光を支える活用事例

業界別ソリューション

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近年、観光業界では新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で向かい風が吹いておりましたが、水際対策の緩和や旅行支援などが功を奏し、再びその勢いを取り戻しつつあります。
観光業界は2019年に外国人旅行客数が約3200万人に到達するなど、 人口減少による内需の頭打ちに悩む日本では、成長産業として期待の声も大きい業界です。
しかし、人手不足やデジタル化の遅れ等により現在の観光業界の状況では拡大する需要に対応出来ないため、人材育成やデジタル化による効率化が急務となっております。

今回は、観光業界において、観光客だけでなく従業員も利便性を感じられるソリューションとして、混雑検知・顔認証の二つのソリューションをご紹介いたします。

観光業界におけるAIの活用

人気観光地やイベントでの混雑検知

現状

人気のある観光地やイベントでは大量の人が押し寄せてしまい、オーバーツーリズムなどの問題が発生しています。

観光客
  • 混雑の中観光しなければならず、満足に観光が出来ない可能性がある。
  • 予測できない事故などに巻き込まれる可能性がある。
従業員(運営)
  • 本来の業務以外(誘導にかかう労力など)に労力を使ってしまうため、サービスの質を保つことが難しい。
  • 事故発生時の負担が大きい。
  • 混雑による口コミ評価ダウンを阻止しなければならない。
  • リピーターの獲得へ影響がある。

 
上記のように観光客は混雑により満足に観光を行うことが出来ない可能性があります。
また、従業員(運営側)からの視点で見ると、極端な混雑により余裕を持った対応が出来ず、その場しのぎの対応になりがちであり、サービスの質を保つことが出来ない可能性もあります。
その上、本来はきちんと対応することで売り上げに繋がっていたであろう顧客を失ってしまうリスクも生じるかもしれません。

混雑検知システム導入後

混雑分散により、オーバーツーリズム解消に寄与します。

観光客
  • 混雑状況をアプリや掲示板などから確認することで混雑を避けて観光することができる。
  • 混雑状況を考慮したモデルコースの提案により効率的に観光することができる。
従業員(運営)
  • 混雑の時間帯の分散によりサービスの質を保つことができる。
  • 人員計画の見直しに活用できる。
  • 仕入れの適正化等に活用できる。

混雑検知構造図
クリックで拡大表示

てぶら観光サービス

該当エリアでのチェックインや施設への入場、決済の効率化に役立ちます。

従来

観光客
  • 書類の記入や決済を各事業者毎に行う必要があり、手間がかかる。
  • 行列に並びストレスの原因になる。
従業員(運営)
  • 上記対応に追われてしまうことで業務負担が大きい。
  • ホスピタリティのある業務に従事できる時間に限りがある。
  • 口コミ評価ダウンや評判が下がる事によるマーケティング活動への影響がある。

顔認証導入後

観光客
  • 事前に顔情報や決済情報を登録しておくことで、 長い時間待つことなく手続き可能となる。
  • 情報を一か所にまとまって閲覧できるようにすることで旅行全体の予約確認などが容易になる。
従業員(運営)
  • 業務負担の低減により、よりホスピタリティのある業務に従事可能になる。
  • 情報の管理などが統一化することで効率を図ることが可能になる。

手ぶら観光サービス構成図
クリックで拡大表示

まとめ

このように、AIソリューションを導入することで従業員の負担低減や業務効率化だけでなく、観光客も利便性を感じることのできるwin-winを作り上げることが出来ます。
また、運営側や自治体としても口コミ評価アップによりリピーターや優良顧客の獲得、継続的な需要の維持など収益性の向上や新規労働力の獲得も期待することが出来ます。
ご興味がある方は、以下お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

当サイトでは顔情報を使用したユースケースを活用事例としてご紹介いたしますが、ご利用をご検討の際にはプライバシー保護の観点から、個人情報保護法への配慮について十分にご検討をいただく必要がありますのでご注意ください。

 

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